先生、脱毛を始めたいんですけど、
いつ頃から始めるのがいいんでしょうか?
良いタイミングを選ぶのは大切ですね。
季節や個人の状況によって変わってきますよ。
そうなんですか?
あと、効果ってすぐに出るものなんでしょうか?
効果が表れるタイミングも人それぞれです。
ただ、一般的な目安はありますよ。
あ、それと気になるんですが…
生理中でも大丈夫なんでしょうか?
生理中の脱毛については特別な配慮が必要です。
この記事では、脱毛を始めるベストな時期や、効果が表れるタイミング、さらに生理中の対策まで詳しく解説していますよ。
わぁ、それは参考になりそう!
詳しく読んでみます。
ありがとうございます!
脱毛を始める際は、脱毛に適したスタート時期を把握しておくことが大切です。
脱毛の完了を目指す時期を決めてから、脱毛にかかる期間を考慮して逆算すると計画的に進められるでしょう。
また、脱毛を始める時期によっては、肌トラブルのリスクが高まります。
本記事では様々な観点から、脱毛を始めるのに適切な時期をお伝えします。
脱毛開始から効果が出るまでのタイミングや、脱毛期間中に生理を迎えた場合の対策も解説するので、これから脱毛を計画しようと考えている方は参考にしてみてください。
脱毛を始める時期はいつが良い?
脱毛を始める時期に決まりはなく、基本的に1年のうちどのタイミングで脱毛の施術を受けても構いません。
しかし、効果的に脱毛を進めるためには、時期の選び方が重要です。
この記事では、脱毛を始めるのに最適な時期について詳しく解説します。
脱毛を始める時期の選び方
明確な目標がある場合
例えば「来年の夏までに脱毛を完了させたい」といった目標の時期がある場合は、脱毛にかかる期間を考慮して逆算する必要があります。
一般的には、脱毛効果が現れるまでには6ヶ月から1年程度かかります。
余裕を持って脱毛をスタートするのが良いでしょう。
明確な目標がない場合
一方で脱毛の完了を目指す明確な時期がない場合は、秋から冬にかけて1回目の施術を受けると良いでしょう。
秋や冬がなぜおすすめの時期なのかより具体的な理由を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
肌の露出が増える時期に脱毛を完了させられる時期
肌の露出が増える夏までに医療脱毛を完了させたいなら、前年の秋・冬に施術を始めると良いでしょう。
脱毛は1回の施術では完了しません。
一定の期間を空けながら、複数回に渡って施術を受けるのが一般的です。
脱毛の施術を受ける際に適した間隔は、毛の生え変わる周期(毛周期)に合わせたものになります。
部位 | 施術間隔の目安 | 施術回数の目安 |
---|---|---|
顔 | 1〜2カ月 | 5~8回 |
ワキ | 2〜3カ月 | 5~6回 |
VIO | 1カ月半~3カ月 | 5~8回 |
腕・足 | 1~2カ月 | 5~6回 |
全身 | 1〜3カ月 | 5~8回 |
体毛は毛周期に従って、成長と退行が繰り返されます。
脱毛で効果が期待できるのは成長段階にある毛のみであり、この周期は毛が生えている箇所によって異なります。
顔脱毛やVIO脱毛といった部分脱毛であれば、上記の表を参考にしながら毛周期に合わせた間隔で施術を受けるのが良いでしょう。
全身脱毛の場合は全部位の毛周期に合わせることが難しいため、各部位の毛周期を平均した1〜3カ月ごとに脱毛の施術を受けると効率的です。
また、自己処理が楽になるまでの施術回数も部位によって違いがありますが、一般的には5〜6回以上の施術が必要です。
以上のことから、一通り脱毛が完了するまでに早くても5カ月以上はかかると認識しておいてください。
例えば、次の6月中までに脱毛を完了したいなら、遅くとも2月、余裕を持つなら前年の10月頃には初回の施術を受けましょう。
脱毛のスケジュール例
- 秋(10月~12月)
初回の施術を受ける時期です。
日焼けのリスクが少なく、施術後のケアもしやすい季節です。 - 冬(1月~3月)
2回目、3回目の施術を受ける時期です。
この時期も肌の露出が少なく、日焼けのリスクが少ないため、脱毛を進めやすいです。 - 春(4月~6月)
4回目、5回目の施術を受ける時期です。
夏に向けて仕上げの施術を行い、肌を滑らかに整えます。 - 夏(7月~9月)
脱毛の効果を実感する時期です。
必要に応じてメンテナンス施術を受けることで、滑らかな肌をキープします。
脱毛期間中に日焼けを防ぎやすい時期
脱毛に用いるレーザーや光は日焼けをした肌に強く反応して、肌トラブルの原因となります。
このため、日焼けをしやすい方は、秋や冬に脱毛をスタートするのが良いでしょう。
クリニックや脱毛サロンの脱毛で用いるレーザーや光は、毛の色の元となるメラニン色素に反応して熱を発生させます。
一方で、日焼けをした肌の黒さもメラニン色素によるものです。
日焼けをした状態のままレーザーや光を照射してしまうと、本来熱を与えたい毛だけでなく肌表面にも熱が発生します。
レーザーや光の種類によっては急激に温度が上昇する可能性があるため、火傷などの肌トラブルを起こしかねません。
肌の露出が多くなる夏が近くなってから脱毛を検討する方が多いですが、夏は1年の中でも特に紫外線の量が多い時期です。
ただでさえ暑さにより露出が多い服装になりがちな時期なので、帽子を被ったり日焼け止めクリームを塗ったりするなど、意識的に日焼け対策をしなければなりません。
このように日焼けをしている状態での照射はリスクが高く、医師やスタッフの判断により施術を受けさせてもらえない可能性があります。
秋や冬であれば比較的紫外線の量が少なく、日焼けによる肌トラブルのリスクを減らせるため、脱毛を始める時期としておすすめです。
脱毛期間中の自己処理の頻度を減らせる時期
自己処理による肌トラブルのリスクが抑えられるという意味でも、秋や冬に脱毛の施術を受けると良いでしょう。
脱毛の施術回数を重ねるごとに少しずつ毛は薄くなります。
しかし、脱毛が完了するまではムダ毛が目立ち、自己処理が必要になることも多いです。
特に春や夏は肌の露出が多くなるため、必然的にムダ毛の自己処理の頻度が増えます。
カミソリや電気シェーバーを用いた自己処理は少なからず肌にダメージを与えるため、炎症などの肌トラブルの原因になりかねません。
重度の肌トラブルが生じていると施術を受けられない場合があるため、脱毛のスケジュールがずれたり、効率的に施術を進められなかったりする可能性もあります。
肌トラブルのリスクを抑えて計画的に脱毛を進めるためにも、長袖やロング丈のボトムスの着用でムダ毛が気になりにくい、秋や冬のスタートを検討してみてください。
春や夏ほど頻繁な自己処理の必要がなく、肌を健康的な状態に保ちやすいため、計画通り脱毛を進めやすいでしょう。
ただし、秋や冬は空気が乾燥しやすいため、乾燥による肌トラブルを防ぐよう保湿を徹底することが大切です。
日頃から化粧水や乳液といった保湿剤を徹底的に塗るよう心掛けてください。
予約を取りやすい時期を狙う
脱毛の施術を受ける上で、予約を取りやすい時期を狙うのも大切なポイントです。
春や夏は肌の露出が増えるため、ムダ毛が気になり脱毛を検討する人が増えます。
したがって、春や夏はクリニックや脱毛サロンの予約が埋まりやすいです。
一方で、秋や冬は脱毛を始める人が少ない傾向にあります。
結果として予約枠に比較的空きが出やすいため、自身の都合に合わせつつ脱毛に適した周期で計画的に施術を受けられるでしょう。
効率よく脱毛を進めるためにも、秋や冬からの脱毛を検討してみてください。
しかし、これらの情報はあくまで一般的な傾向であり、実際の予約状況はクリニックや脱毛サロンによって異なります。
脱毛を検討している方は、早めの予約をしたり、土日祝日や夕方以降は混み合っていることが多いので、平日の昼間を狙うと予約が取りやすくなることがあります。
また、秋や冬からにかけて脱毛を始める場合、年末年始は早めに予約しないと希望の日時に予約が取れない可能性があります。
脱毛を始めてから効果が表れるタイミング
施術を1回受けただけでは、脱毛は完了しません。
また、医療レーザー脱毛や光脱毛の場合、施術を受けてからすぐにムダ毛が抜け落ちるといった即効性も期待できません。
個人差はありますが、施術から数週間かけてようやく毛が抜け落ちることが多いです。
どのくらいの時間経過で脱毛効果を実感できるのか、目安を把握しておきましょう。
ここからは脱毛の施術を受けてから、効果を実感できるまでのタイミングについてご紹介します。
脱毛機の種類によっても異なる
医療脱毛の場合、脱毛の施術を受けてから効果を実感できるまでのタイミングは、脱毛機の種類によっても異なります。
個人差はありますが、具体的には以下の通りです。
脱毛機の照射方式 | 効果を実感できるまでのタイミングの目安 |
---|---|
蓄熱式 | 施術から約3~4週間後 |
熱破壊式 | 施術から約1~2週間後 |
蓄熱式は比較的低い出力のレーザーを連続的に照射する脱毛方法です。
蓄熱式がターゲットとする発毛組織は、発毛の指令を出すバルジ領域です。
バルジ領域を破壊することで発毛の指令は止まりますが、実際に毛が少なくなるまでにはタイムラグがあります。
施術を受けてから約3〜4週間後にようやく毛が抜けてくることが多いです。
一方で熱破壊式は、高出力なレーザーを照射して毛根の奥深くにある毛乳頭と毛母細胞を破壊する脱毛方法です。
いずれの発毛組織も毛の成長に関わるため、破壊すると比較的早い段階で毛が抜け落ち始めます。
蓄熱式と熱破壊式のいずれも発毛組織を破壊して発毛を抑制するという仕組み自体は同じなので、最終的に得られる脱毛効果は変わりません。
しかし、施術後できるだけ早めに毛が抜けてほしい方は、熱破壊式を検討してみると良いでしょう。
部位によって毛の抜けやすさは異なる
照射する部位によって毛量や毛質に違いがあるため、同じ脱毛機を用いたとしても毛の抜けやすさには差が生じます。
脱毛のレーザーや光は、毛に含まれるメラニン色素に反応し効果を発揮する仕組みです。
足や腕、ワキなどに生える太くて濃い毛に対しては反応しやすく、発毛組織を効率的に破壊できる傾向にあります。
一方で、VIOは毛乳頭や毛母細胞といった発毛組織が皮膚の奥深くにあります。
さらに毛が密集していることから、毛の数だけ熱が他方へ分散しやすいです。
また、個人差はありますが、特に初回の施術は強い痛みを感じやすい場合が多く、出力を控えめにする傾向があります。
その結果、抜け落ちるまでに時間がかかったり、一度きりの施術だけでは毛が抜けなかったりすることもあるのです。
顔の産毛はメラニン色素の量が少ないため、1回の施術で大きな効果は期待できません。
産毛は他の部位の毛よりも目立ちにくいため、抜け落ちたタイミングに気付きにくいですが、複数回施術を重ねれば毛が薄くなっていきます。
脱毛効果が出やすい部位
- ワキ
毛が太く濃いため、レーザーや光が効果的に作用しやすく、脱毛効果を実感しやすい部位です。
日焼けしにくく、毛周期が乱れにくい部位です。
- 足
毛が比較的太く、脱毛効果が出やすい部位です。
- 腕
腕の毛は適度な太さと濃さを持っており、レーザーや光に反応しやすいです。
また、腕は痛みが比較的少ない部位のため、高出力での施術が可能です。 - VIO
VIOは太くて濃い毛が密集しており、レーザーや光が反応しやすい部位です。
また、VIOはメラニン色素の含有量が多いため、レーザーや光が効果的に作用します。
ただし、VIOは痛みを感じやすい部位でもあるため、レーザーや光の出力を下げる必要がある場合があります。
これにより、脱毛効果が多少薄れる可能性もあります。
脱毛効果が出にくい部位
- 顔
産毛が多く、毛が細いため、レーザーや光が届きにくく、脱毛効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。
- 背中
産毛が多く、毛が細いため、顔と同様に脱毛効果が出にくい部位です。 - お腹
産毛が多く、毛が細いため、脱毛効果が出にくい部位です。
毛周期によって異なる
毛穴一つひとつによっても毛周期のタイミングは変わるため、一度の脱毛の施術で全ての毛を減らすことはできません。
毛周期は成長初期・成長後期・退行期・休止期を繰り返しますが、医療レーザー脱毛や光脱毛で効果を示すのは成長初期と成長後期にある約20%の毛のみです。
したがって、一度の施術でアプローチできる発毛組織は多くても20%ということです。
残りの80%の毛は、平均1〜3カ月が経過して、次に成長初期や成長後期に入るタイミングで20%ずつ照射する必要があります。
このように、医療レーザー脱毛や光脱毛は毛周期に合わせて複数回に渡って施術を受けなければなりません。
脱毛効果に影響するその他の要因
脱毛の効果を実感するためには、様々な要因が影響します。
そのため、脱毛効果に影響を与えるその他の要因について詳しく解説します。
これらの要因を理解し、適切な対策を取ることで、より高い効果を得ることができるでしょう。
1. 脱毛機器の種類
使用する脱毛機器の種類によって、効果や施術回数は異なります。
最新の脱毛機器は、従来のものよりも高い効果を発揮することが多く、少ない回数で脱毛が完了することがあります。
反対に、古い機器や性能の低い機器を使用すると、効果が出にくくなる可能性があります。
クリニックや脱毛サロンを選ぶ際には、どのような機器を使用しているか確認することが重要です。
2. 施術者の技術
施術者の技術によって、脱毛効果は大きく左右されます。
経験豊富で技術の高い施術者は、的確な照射と適切なケアを提供することができ、より高い効果を得ることができます。
一方で、未熟な施術者による施術は、効果が出にくいだけでなく、照射漏れや肌トラブルを引き起こすリスクも高まります。
信頼できる施術者を選ぶことが重要です。
3. 個人の体質
個人差があり、同じ部位でも効果の出方は異なります。
毛の濃さや太さ、肌質、ホルモンバランスなどが影響します。
例えば、毛が濃く太い人は脱毛効果が出やすい傾向がありますが、薄い毛の場合は効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
また、ホルモンバランスの乱れがあると、脱毛後に再び毛が生えてくることもあります。
自分の体質に合わせた脱毛計画を立てることが大切です。
4. 脱毛スケジュールの遵守
脱毛効果を最大限に引き出すためには、定期的な施術が必要です。
施術間隔を守らないと、効果が十分に得られないことがあります。
特に初期の段階では、適切な間隔で施術を受けることが重要です。
クリニックや脱毛サロンが推奨するスケジュールを守り、計画的に脱毛を進めましょう。
5. 日常のスキンケア
脱毛中や脱毛後のスキンケアも、効果に大きく影響します。
脱毛後の肌はデリケートになっているため、保湿や紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
適切なスキンケアを行うことで、肌の状態を保ち、脱毛効果を持続させることができます。
脱毛期間中に生理になったらどうする?
ここまでお伝えしたように、脱毛を完了させるには毛周期に合わせて1〜3カ月の間隔を空けながら複数回施術を受けなければなりません。
医療脱毛によって自己処理を楽にしたい場合や、肌がツルツルな状態を目指す場合には、脱毛を開始したタイミングから数カ月〜1年はかかります。
長い脱毛期間の中では、脱毛の施術を予定した日と生理が被ってしまうことも珍しくありません。
ここからは、脱毛期間中に生理になった場合にどうすればよいか解説します。
施術当日に生理になったら予約を変更する
施術当日に生理になった場合、その日に脱毛を受けることは推奨されていません。
生理と重なってしまったら、基本的には予約の変更を検討してください。
特に脱毛部位にVIOやヒップが含まれている場合は、生理中は施術を受けられない可能性が高いです。
VIOやヒップ以外の部位であれば、クリニックや脱毛サロンによっては施術を受けられることもあります。
しかし、生理中はホルモンバランスが乱れやすく、肌が刺激を受けやすい状態になります。
個人差はありますが、レーザーや光を照射した際に肌への負担が大きくなりやすく、普段よりも痛みを感じやすいです。
生理を隠して施術を受けると、痛みや肌トラブルの原因になってしまうでしょう。
施術日と生理が重なったら、できるだけ早くクリニックや脱毛サロンに連絡して予約を変更してください。
予約の変更方法は電話や会員専用のアプリ、Webサイトなど、クリニックや脱毛サロンによって様々です。
急な予約変更にすぐ対処できるよう、通っているクリニックや脱毛サロンへの連絡方法を調べておきましょう。
また、当日の予約をキャンセルする場合は有料になるのか、ペナルティがあるのかなどをカウンセリングの時に確認しておきましょう。
生理が終わってから1週間後の時期が脱毛の施術に適切
脱毛の施術は、生理後1週間が経過したタイミングで受けるのが良いでしょう。
前述した通り生理中はホルモンバランスの乱れが起こりやすく、肌荒れや精神的な不調を感じやすいです。
生理による肌トラブルが起きた状態で脱毛を受けると、さらに肌荒れを引き起こす可能性があります。
可能であれば生理1週間後を狙って脱毛の予約を入れましょう。
生理終了から1週間が経過するとコンディションが回復に向かい、脱毛に適した状態となります。
ただし、生理による不調の程度には個人差があるため、不安な場合はどのタイミングで施術を受けるべきかカウンセリングで相談してみてください。
脱毛を始める時期に関するよくある質問
ここからは脱毛を始める時期に関するよくある質問と、その回答をご紹介します。
適切なタイミングで施術を受けるためにも、ぜひチェックしておいてください。
夏までに脱毛を完了させたい場合は何月から脱毛を始めれば良い?
次の夏までに医療脱毛を完了させるには、可能であれば前年の10月、遅くとも2月には脱毛を始めましょう。
医療脱毛の施術を受ける間隔の目安は1〜3カ月に1回で、個人差はありますが、5回以上施術を受ければ自己処理が楽な状態を目指せます。
1カ月に1回のペースで施術を受ける場合は2月、2カ月に1回のペースであれば10月から脱毛を開始すれば、6月中に間に合う計算です。
施術の回数 | 1カ月に1回施術を受ける場合 | 2カ月に1回施術を受ける場合 |
---|---|---|
施術1回目 | 2月 | 10月 |
施術2回目 | 3月 | 12月 |
施術3回目 | 4月 | 2月 |
施術4回目 | 5月 | 4月 |
施術5回目 | 6月 | 6月 |
美容脱毛(光脱毛)で夏までに脱毛を完了させたい場合、前年の秋冬、特に9月頃から始めるのが理想的です。
以下にその理由を説明します。
光脱毛は医療脱毛に比べて効果が穏やかで、完了までに多くの回数が必要です。
一般的に、光脱毛では12〜18回の施術が必要で、約2年〜3年かかります。
光脱毛で効果を実感できるのは通常3〜6回目の施術からです。
つまり、ある程度の効果を感じるまでに数ヶ月かかります。
光脱毛の施術間隔は通常2〜3ヶ月です。
これは毛周期に合わせて行う必要があるためです。
前年の9月から始めれば、夏までに約9〜10ヶ月の期間があります。
この期間で4〜5回の施術を受けることができ、ある程度の効果を実感できる可能性が高くなります。
したがって、夏までに光脱毛である程度の効果を得たい場合は、前年の9月頃から始めるのが最適です。
これにより、夏までに十分な施術回数を確保でき、効果を実感しやすくなります。
ただし、完全な脱毛効果を得るには、さらに長期間の施術が必要になる可能性があることに注意してください。
始める時期によって脱毛料金は変わる?
クリニックや脱毛サロンによっては、脱毛を始める時期で施術の料金が変わる可能性があります。
主に以下の点から時期による料金の違いが生じます。
- 季節によるキャンペーン
秋から冬(特に10月〜12月)は脱毛サロンの閑散期にあたるため、お得なキャンペーンが多く実施されます。
夏は需要が高まるため、比較的キャンペーンが少なく、料金が高くなる傾向があります。
特に秋や冬は脱毛のニーズが減り予約の数が減る傾向にあるため、期間限定キャンペーンなどで通常よりも安く受けられることもあるでしょう。
ただし、各クリニックや脱毛サロンのキャンペーン内容や料金は変動するため、具体的な料金については直接クリニックや脱毛サロンに確認することが重要です。
クリニックや脱毛サロンのWebサイトやSNSなどで最新の情報を定期的に確認しましょう。
何歳から脱毛の施術は受けられる?
基本的に脱毛に厳密な年齢制限はありません。
脱毛の施術を受けられる年齢は、明確な法律で定められているわけではありません。
クリニックや脱毛サロンによって異なりますが、一般的には小学生高学年~中学生以上から受けられることが多いです。
ただし、クリニックや脱毛サロンによって、脱毛の施術を受けられる年齢は異なります。
例えば、美容脱毛の場合だとディオーネでは3歳から、ストラッシュでは10歳から施術を受けることが可能です。
医療脱毛の場合、多くのクリニックでは16歳以上の施術を推奨しています。
思春期はホルモンバランスが不安定で、毛の生え変わりが活発な時期です。
そのため、脱毛の効果が出にくい場合や、肌トラブルが起こる可能性があります。
また、大人と比べて痛みに対する耐性が低いため、施術中に痛みを感じやすいことがあります。
脱毛の施術を受けたい未成年の方は、まずは検討しているクリニックや脱毛サロンのWebサイトを確認してください。
中学生や高校生などの未成年者が脱毛を受けるには親の同意や同伴が必要です。
親権者の同伴のもとであれば12歳以上の中学生から脱毛の施術を受けられます。
親権者の方と本人でスタッフの説明を受けることで、当日の契約が可能です。
ちなみに、未成年の場合、医療脱毛の方が推奨されます。
医師や看護師がいるため、適正時期の相談や肌トラブル時の対応ができるためです。
まとめ
本記事では、脱毛を始めるおすすめの時期について解説しました。
脱毛は1回の施術では完了せず一定の期間がかかります。
肌の露出が増える春や夏に間に合うよう、計画的に脱毛を始めるのがコツです。
医療脱毛の場合、目安としては前年の秋や冬に脱毛を開始すれば、6月中に自己処理が楽になる程度までに間に合わせられる可能性が高いです。
1カ月に1回のハイペースで施術を受ける場合は2月、2カ月に1回のペースで施術を受ける場合は10月までに1回目の脱毛を始めると良いでしょう。
肌の露出が増える、春や夏に焦って脱毛を検討し始める方もいらっしゃいます。
しかし、残念ながら医療レーザー脱毛であっても、毛周期の関係からすぐに脱毛が完了するような即効性はありません。
複数回の照射を重ねるごとに徐々に毛が薄くなっていくため、いつまでに脱毛を完了させたいか事前に目標を立ててから、脱毛を始める時期を逆算するのがおすすめです。
人気のクリニックや脱毛サロンの場合だと施術の予約を1カ月に1回のペースで取れない可能性もあるため、2カ月に1回のペースを想定するのが良いでしょう。
鈴木 稚子 医師
診療科目:美容皮膚科
- 1994年東京慈恵会医科大学医学部卒業
- 同大学皮膚科学教室
- 国立大蔵病院皮膚科
- 臨床研究部を経て
- 2000年 用賀ヒルサイドクリニックを開院
- 2017年9月23日六本木スキンクリニックを開院
大学卒業後、大学病院、国立大蔵病院でかかわった薬剤師や研究者の方たちの手助けもあり、用賀ヒルサイドクリニック開設後も引き続き、ニキビ痕の凹み(ニキビ痕のクレーター)の治療薬づくりを行う。
2018年に、治療薬が完成し、患者様に治療を開始する。
今まで、ニキビ跡の凹み(ニキビ跡のクレーター)の治療はできないとされていたが、口コミで、ニキビ痕の凹み(ニキビ痕のクレーター)が治ると伝わるようになる。
その後もその技術を毛穴開きの治療に生かし、毛穴開きの治療もオリジナルの薬液で行うようになる。
現在では日本中からニキビ痕の凹み(ニキビ痕のクレーター)と、毛穴開きの患者様が来院するようになる。
※監修者は、「記事の内容」について監修しています。
ご紹介している商品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。